DoubleCross The 3rd Edition シナリオ
 

 
 
 
トレーラー
 
 
移ろいゆく海の吐息 潮風の口づけ
白き絹の衣が深紅に染まる

瞬く間に消えゆく思い出
座り込む母 目は伏せて
手にするは破れた装い 別れすら言わぬまま

確かなことが 悲嘆の内に失われ
娘の叫び 聞き遂げられぬ想い
忘れられ 殴られ 試され 跪く

唇からこぼれた祈りが届く
そして 女神は彼女の魂に囁きかける

“心が求めるは均衡 平衡を保てば悩みは晴れよう”


DoubleCross The 3rd Edition「均衡の女神」

――さあ、あなたの魂を量りましょう

 
 
 
 
 
PC1用ハンドアウト
 
 シナリオロイス:御堂島冴子(みどうしま さえこ)  推奨感情:友情とか好意とか同情とか/猜疑心とか
 推奨カヴァー/ワークス:女子高生と仲良くなれるやつ(高校生とかご近所さんとか)

 
君のよく知るところである少女、御堂島冴子。彼女はちょうど、父親を亡くしたところである。
気丈に振る舞っている冴子だが、その体に残る痣は彼女の扱いを言葉より饒舌に語っている。
悲しみのあまり心の均衡を失った母親が、冴子に暴力を振るっているのだという。
「母さんには元に戻って欲しいけど、つらい。苦しい。女神様なら助けてくれるのかな」
そうこぼす彼女。『戻って欲しい』の言葉の示すとおり、母親への愛情を失えなかった彼女、のはずだった。
――冴子は母親を殺すという。彼女をそこまで変貌させたのは何か。女神なのか。君は追求しなければならない。
 
 
 
PC2用ハンドアウト
 
 シナリオロイス:神蔵耕介(かみくら こうすけ)  推奨感情:尽力とか庇護とか同情とか/猜疑心とか
 推奨カヴァー/ワークス:被虐待児と親密になれるやつ(学生とか教師とか施設の人とか)

 
家庭の平衡のために虐待を受け入れていた少年、神蔵耕介。君は彼を、もとより助けたいと思っていた。
君との関わりにより、耕介はようやっと「自分は虐待を受けている」と認識してくれた。
少しでも未来が見えた、そう思った矢先のこと。
「両親を殺しました。あとは僕が死ねば均衡を保てます。女神様がそう言いました」
そんな言葉を残し、耕介は自殺を図ってしまう。
何故彼は急に両親を殺したのか。何故彼は自殺しようとしたのか。女神とは何なのか。君の解き明かすべき謎は多い。
 
 
 
PC3用ハンドアウト
 
シナリオロイス:“女神”  推奨感情:好奇心とか/猜疑心とか
推奨カヴァー/ワークス:個人的に伝承を調べたい人であれば何でも

 
一家心中事件が同時多発的に発生した。それも、無理心中だ。
本来なら、一斉に起こるようなものでは無い事件のはずだ、これは事件である、解決しなければならない。
君の上司・金咲啓治はそう君に伝える。
事件に関わるにあたり、君はふたつの発見を提示された。
ひとつ。無理心中を図った人物の遺言に、どれも“女神が示した”という記述があったこと。
ひとつ。無理心中を図った人物の顔が、余りにも安らかだったこと。
少なくとも、“女神”というものがこの事件に関わっているようである。君はこの奇妙な事件を解き明かすこととなった。