【子供の頃とのギャップに苦しむ幸薄そうな女性】

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【子供の頃とのギャップに苦しむ幸薄そうな女性】

目を覚ますと、冷たいコンクリートの何もない部屋にいた。
部屋には鉄製の扉があってその手前に皿に乗った食パンが置いてあった。
声は扉の外から聞こえているようだった。
とりあえず扉を開けてみようと試みるがカギがかかっているのか扉は開く気配がない。
しばらくするとガンガンと何かを叩く音とよく聞き取れなかったが助けを求めて叫ぶ声が聞こえてきた。
そのうち段々音が聞こえなくなってきて静かになって、ふとお腹が空いたことに気づき恐る恐るお皿に乗った食パンを食べる。
普通の食パンだがそのままなのであまりおいしくなかった。
それでも少しはお腹も満たされて少しだけほっとしていた。
だがお腹が満たされると徐々に今置かれている状況への恐怖が沸き上がってきてしまった。
そのうち半ばパニック状態で力任せに扉を叩いて大声で外に助けを求めたが、扉は開かない。
埒が明かないので今度は左右の壁を叩いてみるがコンクリートの冷たい音が響くだけで絶望する。
どうすることも出来ずにうなだれていると片方の壁からコンコンと音がし始めた。
ほぼ同時に部屋の外からもよく聞こえないが助けを求める声のようなものが聞こえ始めた。
そのうち助けを求める声は叫び声のようなものになってガンガンという扉を叩くような音も聞こえ始めた
すると突然ドォンと大きな音が響いて部屋の電気が消えると唐突にドアが開いて部屋の外へと出る事が出来た。