【孤独を愛するフリをした寂しがり屋の神経質そうな男性】
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【孤独を愛するフリをした寂しがり屋の神経質そうな男性】
ふと目が覚めると冷たいコンクリートの何もない部屋にいた。
周囲を見渡すと部屋には鉄製の扉があった。
すると扉の外からコツコツと足音がして自分の見ている前で扉と床の僅かな隙間から食パンが乗ったお皿が部屋に差し入れられた。
状況が理解出来なかったがしばらく大人しくしていた。
それなりに時間が経って適当に壁を叩いてみたが冷たいコンクリートの音が響くだけで何の反応もなかった。
しばらくすると外からガンガンと扉を叩くような音とよく聞こえないが誰かが叫んでる声が聞こえた。
恐怖で震えているとやがて音は聞こえなくなった。
他にも同じようにに閉じ込められている人がいるんだろうかとうずくまって考えていると
また外から扉を叩く音と叫び声が聞こえてきた、さっきとは別の人の声だったような気もする
その叫び声も先ほどと同じようにしばらくすると止んだが今度は先ほど叩きたのと逆側の壁からコンコンと音が聞こえ始めた。
立て続けに聞こえる叫び声に続けて、壁の音で恐怖が限界に達して先ほどと同じように扉と床の隙間に向かって大声で助けを求め続ける。
だが誰も来る様子は無く、そのうち乱暴に扉を叩きながら絶叫しながら喉が枯れるまで助けを求め続ける。
すると突然ドォンと大きな音がして部屋の電気が消えると唐突に扉が開いて部屋の外に出ることが出来た。